»孔雀ブック-伝えたいこと-

八.今までの鑑定から

1.運気について

霊媒との出会いのところにも書きましたが私自身も本当にそんなことはありえないと思っていたうちの一人です。
私は鑑定をするときに必ずその方の運気を見ます。

運気には、小殺界と大殺界があります。

大殺界に関しては、余程のことで落ち込んでいない限り関係はないと思います。
小殺界は、五年落ちて一年停滞、五年上って一年停滞の合計十二年の周期で考えてくださいね。

運気が落ちるときには、流されてください。

個人では、何か変化をつければ変わると思いがちになりますが、転職や引越しをすることは危険です。また、会社を経営していると新規の事業や移転などの展開は決してよくありません。

また、下がっているときには、いい話でなく、うまい話も入ってきます。
つまり騙されてもおかしくないということです。異性に騙されてしまうことや間違った恋愛をしてしまう時期でもあります。

更に清算の時期でもありますので、いらないものは捨てましょうね。

学生の頃に経験したと思いますし、大人になっても同じですが、やらなければと分かっていてもヤル気も出ないとか、幾ら頑張っても結果が出ない時期です。逆に運気がっているときは、何をやってもうまくいく時期でもありますので、自信を持って行動しましょうね。
男女に関係なくいい相手にめぐり合う時期でもありますよ。
だし、どんな場合も同じですが、頭に乗ってはいけませんよ。

では、そんな中から具体的に、あった鑑定をご紹介しますね。

転職

以前にも鑑定した方からお電話をいただきました。
「どうしても会社を辞めたいのですがいかがでしょうか?」
「いや今は、辞めるときじゃないし、今やめたら後悔しますよ」
それから、八ヵ月後にまたお電話をいただいて今度は直接お会いすることにしました。
「実は、前回辞めてはいけないと言われたにもかかわらず、耐えられなくて辞めてしまいました。今の会社は、お給料も安くて人間関係で耐え難いのでまたやめても良いですか?」
「いや、来年の節分までは、何とか我慢したほうが良いかと思いますよ」
「でも、辞めたいのです」
「今辞めても、前回と同じことになりますよ」
「でも・・・・」
「冷静になってよく考えてください。前の会社を辞めたことを後悔していませんか?前もそうですが運気が下がっているときには、何もかもがうまくいかなくなってしまいます。現状を変えたら良くなるかもしれないという錯覚を起こしてしまうのです。今回もまた同じことでしょう。」
「じゃあ、仕事を変えたらだめですか?」
「せっかく取った国家資格は、どうするのですか?どうしても辞めたいのならばまず、派遣社員になって今の資格を維持できるものを探して、来年の節分まで我慢してください。そうすると少しずつ変わってきますからね」
「わかりました。努力してみます」

我慢

事業に失敗し、経済的にも精神的にもかなり参っておられ、自殺もしかねない様子の50代の男性です。
「何もかもがうまくいかず生きていることが嫌になっています」
「後2年ほど我慢をされると全てが変わるので何とか耐えてください。」
「2年間は、長いですね」
「今、人生最低の時期にいます。甘い話や、無理な行動は、避けてくださいね」
「わかりました。頑張ってみます」
と、肩を落とされて帰られました。
その後、時々ご連絡があり、その度に、
「こんな話が来たのですが、乗ってもいいですか?」
「その仕事はダメになるから、やめておいたほうがいいですよ。」
と数回繰り返しました。

ところが今年の節分を過ぎたあたりにご連絡をいただき、やっと「大丈夫ですよ」とお返事をしました。
それからしばらくご連絡がありませんでしたが半年ほどして鑑定にお見えになりました。
「あの後、順調に行き金銭的に困ることはなくなりました。今の仕事は、自分が直接参加しなくても収入が安定してきたので、次に何か新しい仕事を始めようと思います。何をしたら良いのか、贅沢な悩みかもしれませんがアドバイスを欲しいのです。」と言う内容でした。
ご自分でもおっしゃっておられましたが、
「あの時、話を聞いていて本当に良かった。」
「よかったですね。でも調子に乗らないでくださいね」
この方、我慢されていた分、運気が急激に上昇されています。

ところが最近、また鑑定にお越しになって
「調子に乗ってやってしまいました、何とかなりますか?」
どうやら、また新たに仕事をしようとして余計な借金をしたにもかかわらず、取引先がトラブルで回収が困難になりそうだということのようです。
「時間はかかりますが、何とか回収はできそうですよ」
「よかった」
「でも、まだ運気上がり始めて間もないので、欲を出した軽率な行動を控えましょうね」

「わかりました、仕事のことは相談します」
また、順調に行き始めると同じ失敗をされそうな方でとても心配ですがうなだれてお越しになったのに胸を張って帰っていかれました。

鑑定通りにしておけば

まだ、二十代後半で独立して、確実に業績を上げでいらっしゃる三十代半ばの社長が相談にお越しになりました。
順調に伸びてきた会社が最近、業績が伸びないとの事でした。
「変化をつけたいので、雑貨のお店を始めようと思うのですがどうでしょう」
という相談でした。

早速、霊視をしてみると、経営者の星を持つ将来も有望な方でした。
ただ、運気も下がり気味で、ご自分の力だけで会社を伸ばしてきたようで、右腕・左腕といわれる会社の要がしっかり育っておられずに、本人は、少し焦りが見えました。
「今は、運気も下がっていますので、すぐに新しいお店を始めると3ヶ月くらいでだめになってしまいますから、お止めになったほうが良いのでは無いでしょうか?来年からは、少しずつ運気上がりますから何とかなりますよ。ただ、しっかりと幹部を育てることに頑張ってくださいね。」

「わかりました。でも、もう、準備をしているのでお店はやります」
そういう会話をしてその場は、終わりました。

それから半年後にまたお会いするチャンスがあり、お話をしました。
「いや~。本当に、3ヶ月と少しで雑貨屋はなくなってしまいました。」
「そうですか。でも、これから良くなりますから頑張ってくださいね。」
まだ、両腕を育てられていないのが少し心配ですが、これからの発展を期待したいですね。

前向きに恋愛はしましょう

恋愛に関しての相談に訪れた、20代半ばの女性です。
「1年ほど前から付き合っていた年下の彼と最近別れてしまって、まだ少し未練があります。でも、もう戻りたくは無いのですが、少し、彼の将来も気になります。彼は、大丈夫でしょうか?」

まず、彼女を霊視してみると、運気が下がっていて、後2年は、上がりそうにありません。本当は、とても甘えたがりで大事にされていたいはずなのに、いつも自分が相手の面倒を一生懸命見てしまって、楽のできない恋愛を重ねてきたようですね。
「まず、運気の落ちているときに、知り合って発展した恋愛は、ほとんどがうまくいかないから、別れることができて良かったのではないです?彼には、苦しめられたでしょう。すっきりしてよかったし、今は、彼の心配をするのではなくて、自分の心配をしたほうが良いみたいですよ。もっと、自分を大事にすることも必要だし、大事にしてくれる人を探しなさい。

ただ、今は、運気が下がっているから、あんまり良い相手は見つかりにくいと思いますから、焦らないでゆっくり探してくださいね。性格的に仕方ないけれど、最初に一生懸命になるのではなくて、少し待つことを覚えたほうが良いですよ。そうすると、将来的にも幸せになれるからね。」

「わかりました」

最初入ってきたときに、暗かったか顔が帰りには、明るい顔になっていました。
幸せになってくださいね。

(コメント)

運気が下がっているときは、引越し、新築、転職、出店などは決してお奨めではありません。
裏目に出る確率が大変高くなります。
引越しや家を建てたために「病気になってしまう」ことや「命をなくされた」などという話を耳にしたことはありませんか?

引越しに関しては、運気もありますが、方位や時期は非常に重要です。
もちろん、引越し先で霊がいて、それがトラブルの原因になることもありますけれどね。

運気といえば、占いなどでもよく出てくる言葉だと思います。
もちろん生きている限り、どうしても運気はついて回ります。

「私は、今、大殺界なので、どうしたらよいでしょう?」と鑑定に来られた方から質問を受けます。
最近、テレビや雑誌などの占いで話題になっていて、占いの本を読んでご自分で運気を算出されたのでしょう。
私が視ている運気や大殺界と、いわゆる統計学で出したものとは多少違います。
どちらが正しいかをここで論議するつもりはありませんが、生年月日が同じの方が必ず同じ運気や大殺界ではありません。
霊視は、生年月日でなくその人の背後霊に直接聞きお伝えしています。
そして私の知る限りでは、生きているうちに大殺界は、多い方でも二回しか来ません。この大殺界がどういうものかは、人それぞれですのでまたの機会にご説明させていただきます。

運気に関しては、別に知らないで生きている方のほうが多いと思いますし、知っておいても役立てることがなければ同じことです。

鑑定にこられた方の行動を無理に制止してしまうことや方向転換をしていただくのは、大変なことです。
また、私には、そこまでの権限も責任もありません。

ただ、鑑定をさせていただいている以上、私にも責任がありますし、お越しになられた方が良い方向に進んでいただかなくては、鑑定をしている意味がありません。
僕も真剣に取り組まなくてはいけませんが、お話を聞かれた以上は、がんばっていただきたいですね。

2.病気について

霊の種類の所でも書きましたが病気については、私の中で、約80%が初期段階で霊の影響を受けていると考えています。
霊は、最初に体に憑いてからすぐに影響の出るもの、ゆっくり影響が出てくるものがあります。

先ほども書きましたが「動物霊」などの影響でギックリ腰や普通の腰痛や肩こりなどの症状として、すぐに感じることができますが「癌霊」などは、自覚症状がないままに、定期健診などで発見され、気がついたときには、末期で手のほどこしようがない場合もありますね。

私が鑑定した、病気に関しての事例をここに書きますね。

子宮がん

八月の初旬だったと思います。
「子宮ガンの検査に引っかかってしまったのですが何とかなりますか?」の依頼を受けました。
「何とかしますから大丈夫ですよ。」
それから、まずガン霊を祓い霊気を送ることにしました。

それから三週間ほどして連絡をいただきました。
「八月二十一日に検査をしたら腫瘍マーカーの反応が高く疑いが強いので病院を変え再検査をして見ます。その結果が八月三十日に出ますが、結果次第ではすぐに手術と言われました」

「ガンマーカーは、高くても、その検査でガンは消えていますから手術はしなくても大丈夫ですよ」
「そうですか?でも、心配です」

周りにいる方からもご本人の元気がなくなってきているけれど大丈夫か?との問い合わせもいただきました。
そして八月三十日の午後にとても明るい声で

「ガンが消えています」

とのご連絡をいただきました。
ご本人は、もちろん大喜びです。この数週間生きた心地がしなかったそうですが、手術をすることなくことを終えました。

私も胸をなでおろしました。

腹膜がん

九月にお母様の体調が悪いとの相談を受けました。

「腹水が溜まり、ガンの可能性があるので何とかなりますか?」
ご本人の写真を見て鑑定する限り、何箇所かにガンがあり、このままで行くと全身に転移する可能性がありそうです、今ならば何とかなるとの判断で時間を作ってお会いする約束をいたしました。

二週間後、病院を訪ねました。
検査結果は、やはり腹膜ガンで腹水によりガンが転移を始めていて、子宮や大腸の方にガンが発見されているとのことでした。

ただ腹水がある以上手術することが難しく、しばらくは抗がん剤の治療をなさるということだったので私としてはラッキーでした。

お会いして早々にお祓いをし、腹水のあるところを中心に腎臓や腸の辺りに、手を当てていきました。

「どんな感じですか?」お聞きすると

「なんだかとっても熱いのですけど」とのことでした。

それが終わって、お願いをしました。

「抗がん剤を入れるとき、また万が一緊急に手術をされるときには、必ずご連絡をくださいね」とお伝えしてその日は病院を後にしました。
 それから2度ほど同じことをするために病院に通いました。

年が明けて、1月初旬でしたが、息子さんからメールをいただきました。

「お蔭様で主要マーカーも正常値近くなりました。ただ、子宮と卵巣がほとんど駄目なために摘出の手術をしますのでよろしくお願いします」

末期であったガンが100%とは言いませんが回復の方向で進まれると思います。

ステロイド

ゲストとして呼ばれた会でお会いした七十歳の奥様が
「私、心臓の弁が調子悪くて今度手術をしなければいけないといわれているのですが、本当はしたくないの」

早々に霊視してみると、やはり心臓に霊が、ほかにも体のあちこちで霊反応がありすぐにお祓いをしました。

「調子悪いですよね、でも何とかしてみましょう。多分、手術はしなくてよくなりますよ」

「本当ですか?子供が医者なので手術を強く薦められているのです」

それからまた二週間後、お会いしたいとお電話をいただいて待ち合わせの場所に伺うと、ご主人もご一緒されていました。
「どうですか調子は?」
「イヤーびっくりしました。手術をしなくてもよいという結果が出ました」
「こんなことあるのですかね?」と病院の理事をされているご主人。
「本当によかったですね」
「でも、薬の飲みすぎですね。肝臓や腎臓のほうも弱っていますよ」とお伝えすると
「もう三十年もある持病でステロイドを飲んでいるので、体もだるいです」
と奥様。

「その薬もゼロにはできませんがたくさん飲まなくてもよくなりますよ」
「それは無理だと思います。でも、飲まなくて良くなったら楽だわ」
と、お話をされながら半信半疑のご主人もそばでうなずいていました。

それからまた、半年位してご自宅に来てくれないか?との依頼を受け、約束の日にお伺いすると、満面の笑みを浮かべられた奥様が、
「信じられないけれど、定期検査の結果、ステロイドの量を減らしてもいいと言われました」
それからしばらくは、ご主人を含めて三人で楽しい会話が続きました。

肝臓がん

MRIの検査で腎臓が引っかかり除去手術になるかも知れないから何とかならないか?のご相談でした。
お伺いをするとそこには、面識のある元気な叔母様がいました。
以前にお会いした時に、詳しく鑑定をしたわけではないのですが、そのときに
「腎臓が気になりますね」と私がお伝えしていたそうです。

今回鑑定をしてみるとやはり腎臓がおかしい様子です。
今週、木曜日に検査入院があるとのことでした。
ご紹介いただいた方のお話では、「なんだかかなり悪そうで心配です」とのことでした。
この時点で最初の検査で病院側が手術を確信していたらしく、入院の準備までさせられて、輸血のためご自分の血を貯め始めていらしたようです。

金曜日に再度検査結果をお聞きになられ、帰って来られて最初の第一声が
「信じられない、何にも無かった。お医者さんも何にもあるはずのものが無いから病院が、もう一度MRIを撮らせていただけませんか?だって」
と嬉しそうにしておられました。
「だから大丈夫って言ったでしょう」
とホッとした鑑定でした。

ぎっくり腰

経験された方はたくさんいると思いますが、実は私もつい最近経験しました。

始めは何が起こったのかと思いました。
初めての海外旅行で飛行機に乗る数時間前、成田空港の自動販売機でタバコを買い、出てきたタバコを取ろうとして腰をかがめた瞬間でした。
とにかく、音がしたわけではありませんか、腰を中心に頭の先からつま先まで電気が走ったように激痛に襲われ、腰を伸ばすこともできずに友達の待つコーヒーラウンジまで這うように歩いていったのを覚えています。

これから、四時間以上も飛行機に乗るうえに、せっかくの旅行が台無しになると暗くなっていましたが、思い出しました。
以前、友人が今ギックリ腰になったから何とかしてくれと電話を貰ったことがあり、そのときに私は、友人の腰に憑いていた動物霊(たぬき)を祓ったところ翌日には「すごいよ。かなり回復した。ありがとう」と電話をもらった経験があり、早速、僕も自分を祓ってみました。
ただ、そのときには、痛さのほうが優先して抜けたのかどうかも自分では分かりませんでした。ただ、直後に飛行機の移動で長時間座りっぱなし、激痛は無いものの姿勢を変えることができないくらい痛く、辛かったですね。

旅先について、その日の夜は、ベッドで寝るのも起き上がるのも辛かったのですが、翌日は姿勢を変えようとすると痛みは走るものの、前日の辛さは、あまり感じませんでした。
面白いことに3日目には、あの痛みはどこに行ったの?というくらいにすっかり楽になりました。
気がついたときには、私は、元気にプールで泳いでいました。

寿命の調整はできません

数年前に八十歳のお父様を助けて欲しいとの依頼を受けました。
足腰も悪くガンが発病しておられました、宿命を見るとまだ余裕がありそうなので 「できる限りのことをして何とかしますね」とお答えしました。
その後、タイミングよくお父様にも直接お会いすることができ、今すぐにお亡くなりになることはないし、 何とかなることも確認しました。

その後も、何度か具合が悪くなり、ご連絡を頂いて、祓ったり気を送ったりの繰り返しでした。
ただ年齢もあるし、じっとしていることが嫌いなお父様は、無理をなさったのか、しばらくすると連絡が入りました。
「どうしようもなくなり、病院に運ばれてしまったから何とかして欲しい」
「分かりました。でも、もう僕の出来ることは、無いので後は天命を待ちましょう」とお返事をしました。

数週間後、また連絡が入り
「寝たきりになってしまってかわいそうなのでもう良いのです」
「どういうことですか?」
「父を楽にしてあげてください」
人の命を助けることはしても奪うことはできません。私は、勝手な言い分に
「ふざけるな」
と心で叫びましたが、
「無理です」
とお伝えして電話を切りました。

ご家族の気持ちは分かりますがあまりにも身勝手なお願いでした。

C型肝炎

「C型肝炎の方が知り合いにいるのですが何とかなりますか?」
とのご相談を受けました。
「今までやったことないので、一度お連れしてください」とお答えしました。
当日、ご本人がおいでになり鑑定をしてみると何とかなりそうな感じだったので
「できるだけの事をしてみます。おなかと背中に手を当てみますね」
自分が、まず吸い取ってしまえば何とかなると思い、いつもの感じでお腹と背中、肝臓の辺りに手を当てていると
「とっても熱いですね」とおっしゃっていました。
その日は、それでお帰りいただきました。

その日の夕方のことです。私自身の右手首に妙な違和感を覚えてきました。そしてだんだん時間が経つにつれて、痛みと手首が晴れ上がってきました。
これは、まずい気がすると思い、自分で自分をお祓いしているのですが、いつも両手を使ってやっているので、片手だけだとどうしても思うようになりません。
他の手段も試してみたのですが収まるどころかより悪化していくのが目に見えて分かりましたので霊媒師を目指している仲間にも連絡して、何とかしてほしいと頼みましたが、時間がたつにつれドラえもんの手ではないですが、手首を中心に、だんだんと腫れ上がってきて、どうしようもない激痛が走り始めました。
とりあえずその日は、左手は、自由だったので何とかことを済ませ、床に就きました。

翌日になって腫れ方が異常なのもあり、湿布を貼り、休んでいると、夜になって今度は、左手首までが激痛と腫れがやってきました。
完全にドラえもんのような手になってしまいました。
こうなるとどうしようもありません、仕方なく知り合いのお医者様に伺って見てもらうことになりました。

ちょうど京都から横浜に帰る夜だったこともあり、検査をかねて即入院でした。
翌日は、朝から血液検査・レントゲン・CT・脳波など様々な検査をしましたがまったく原因不明です。

結局、腫れが引いて、手に力が入るまで一週間の入院をすることになりましたが、原因は、いまだに何であったかは不明ですが、今考えると他のことで自分が疲れていたのか、油断もあったのか、C型肝炎の方に憑いていた霊に徐霊の仕返しを受けたのでしょうね。

後日聞いた話ですが、不思議なことに、私が助けを求めた仲間も、私を遠隔で祓ったその日の夜からしばらく右手首が腫れて痛かったそうです。

怖い話ですが、仲間にも申し訳なかった感じでした。

徐霊した肝炎の方は、しばらくしてご連絡があり完治とまでは行かないそうですが「すこぶる体調もよく太ってしまいました」とのことでした。

心臓病

以前から何度か鑑定に来られた方の奥さんからの緊急事態でした。
お父さんが、突然心臓病が悪化して緊急入院をされたそうです。
「私の実家は、何かとても違和感があり、近所の霊感がある人からも、この家には何か感じる・・・」と言われていました。
しかし、実家の父は、霊等の事など全く信じず、気にもとめていませんでした。

ところがそのお父さんがまず、数ヶ月前に心筋梗塞で倒れてしまい、その後に心臓機能の低下で、心臓の弁を交換するという緊急手術になったそうです。
大事に至らずにすんだのですがその後、いろいろなことを気にしていたお父様が、その私を呼んでくれという話になっていたそうです。
そんな矢先、またも心臓の弁を交換する手術をすると、今度は脳梗塞になる心配が出てくると家族は聞かされていたようでした。
私は、その手術になる前にお伺いする約束をしていたのですが、仕事の都合上、手術日には間に合いませんでした。

お約束の当日、ご家族と一緒に病院に行くことにしました。
お伺いをするまで遠隔でお父さんを祓いつつ病院にたどり着くと、前日までは目を開けることのなかったお父様が目を覚ましていました。

「来てくれてありがとう」
と、お祓いをしていた手を握っていただき、とても喜んでくださいました。
「すいません、手を握っていては私、何も出来ないので・・・」
すると親父さんは
「そうか、お願いします。でも、せっかく来てくれたのだから後で一杯飲まなきゃ!」
「今日は飲めないですよね」
との会話をしながら、親父さんの胸に手を翳し、気を送りました。
15分ほど気を送り続けたでしょうか、親父さんは気分が良くなったようで眠ってしまいました。
「大丈夫ですよ」と、ご家族に告げ、ご実家に伺うことにしました。
この方のご実家は、聞いていた以上にたくさんの霊がいました。
古い時代の戦場のようです。
いつものように、土地とご自宅のお祓いをしました。

違和感もきっと無くなるでしょう。

その日は、お父さんとお酒を飲めるわけもなく、鑑定とお祓いを済ませ、次のお約束があったのでご実家を後にしました。
その夜、ご家族からのメールが来ました。
「朝は、半身をベットから起こすことも出来なかった父が、夜には自ら半身を起こし、元気に食事をしている、お医者様も首をかしげるだけでした」
早く回復されて、一緒に日本酒を飲めたら嬉しいですね。

私は、すっかり忘れていた話なのですが、今回私に鑑定を依頼された義理の息子さんから、後日聞いた話ですが、数ヶ月前に、そのお父様のことを、私は写真鑑定したようでした。
そのときに、私は、
「お父様は、心臓に気をつけた方がよいですよ」
と言っていたそうです。

生まれつきの病気

先日、脊髄空洞症という奇病に、初めて出会いました。

よく知っている方のご紹介で、まずは写真でということで鑑定させていただくことになりましたが、まだ幼い男の子です。
鑑定してみると、体自体にはさほど大きな霊は憑いていませんでした。
物理的な面から見てみると、どうやら生まれつきこの病気にかかっていたようですね。
では、僕に治すことができるか?という問題で見てみると、
「難しい」
何度見直しても
「難しい」
との答えしかもらえません。

依頼にお越しになられた方に正直にお答えしました。
「これは、生まれつきの病気だということもあり、僕の力では、多少痛みを和らげることができても、完治させることは、不可能だと思います。」
「そうですか。病院でも、もしかしたら生まれつきの病気かもしれないし、完治は、難しいと言われました。ただ、脊髄の中に腫瘍ができているらしく、近々、手術の予定になっています。手術後は、車椅子になるか、脊髄の手術だけに万が一のことも考えられるとも言われました」
とのことでした。

もう一度霊視してみると、すぐに生死にかかわることはありませんが、やはり車椅子は免れないみたいです。
「現状としては、体が疲れやすいだけで、普通の生活は何とかこなせるはずですが、手術後は、車椅子は免れないと思いますし、正直、これから先、何年も生きていられる病気ではありません。できれば手術を避けられて方が本人的には、幸せなのではないでしょうか?」
「わかりました。帰って家族と相談してみます。でも、その答えに納得できますのでありがとうございました」
と、かなり辛そうに帰っていかれました。

以前にどこかに書いたかもしれませんが非常に残念ですが、生まれつきの病に関しては、ほとんど治すことが困難です。
今回も仕方のないことですが残念でした。

(コメント)

病気は、色々な原因があると思いますが、いまだに解明されていないものや西洋医学では治せないものがたくさんありますよね。だからと言って東洋医学でも治療が困難なものも多いと思います。
冒頭にも書きましたが、これらがすべて霊のせいであるとは言えませんが、何らかのかかわりがあることやなんらかの原因になっているものが少なからずあると思いますよ。

私がやっている、具合の悪い方に憑いている霊を祓い、気を送り、悪い気を吸うなどと色々な手段を使うことによって、簡単な肩こりや腹痛から、肝炎や癌などの重いものまでを治してしまうことは、まだ自分でも良くわからない力です。
ただ、治せないものも沢山ありますし、力不足で助けることができなかったり、自分自身が病魔に冒されてしまったりすることもあります。

前にも書きましたが、癌の末期の方の依頼を受けることが多々あります。
その場で「大丈夫ですか?助かりますか?」の質問をお受けすることがあります。
これは、よほどの方でない限り、正直にはお伝えできないことが現実です。
正直、回復は難しいと思いながらも、今まで
「大丈夫です」
「なんとかします」
と言いながらできなかったりしたことは、数多くあります。
ただ、その場合でも痛みを軽減したり、少しでも長く生きていられるようにしたりということは、私なりに精一杯行います。
「安らかに苦しまないで亡くなりました」
という報告は、たくさん受けています。

また、私が必ず何とかできると信じて、一旦は良くなったものが再度悪化して、結局は、お助けすることができなかったことも多々あります。
これは、良くなった時の私のフォローが至らなかったことと、病気が回復されて闘病中に我慢していたものを、一気に動いてしまおうとした、ご本人の生活状況にも原因があると思います。
一度回復された方が、また再発してしまうことはご家族にとっても辛いことですが、私にとっても苦痛です。
これは今後、私がこの仕事を続けていく上で、必ずついてくるものだと考えております。この経験や修行を乗り越えて、より力をつけていき、多くを助けることができたら嬉しいと思います。

もうひとつ、鑑定例にも書きましたが、人の寿命を調整することはできません。
自分の親に関しては、いつまでも長生きしてほしいものです。
ただ、年齢に関してどうしようもないのは、ご理解いただけるものだと思いますが、ある程度の年齢の方を回復させる場合に、無理して手を加えてしまうと、本当の宿命まで生きておられます。ただ、自然の老衰ならば良いですが、寝たきりで介護が必要になってしまうことがあります。
私の祖母も、私のお祖母ちゃんだからと思い、手を出してしまいました。
アルツハイマーも始まっていたこともあり、後の介護で家族が大変な苦労をしました。
寝たきりで自分の子供たちも判断できずに、やせ細って亡くなる姿は、誰も望んでいなかったはずです。
それ以来、ある年齢を超えた方を見る場合には、ご家族の気持ちも察しますが、むやみにお助けすることを控えておりますことをご理解ください。

3.因縁・怨念・地縛霊について

よく祟りなどという言葉が出てきますが、明らかに常識では、考えられないことやまったく原因不明で起こる出来事など不思議なことがたくさんありますね。
もしもこれが霊の影響であったらそれを取り除くことによってよい方向性に運んで行くことができるかも知れませんね。
ここでは、そんなご相談を書いてみますね。

子供はできる?

相談者は、30代の奥さんです。
一人目のお子さんは7歳、第2子誕生を夢見て3年間挑戦してきたけれど、途中流産もあり、思ったように子供に恵まれないようです。
以前にも霊媒師の方に見てもらったそうですが
「できますよ」
といわれた時期にできなかったそうです。
「どうしたらよいでしょうか?」
との相談でした。
まず奥さんの体を調べると異常は何も見られません。
次にご主人を見てみると、ご本人のでは無い水子が一体そばにいました(?)
よく調べてみると、ご主人のご兄弟のようです。
ご主人にもそのことを聞いてみると、ご存知の様でした。やはりお母様の水子が供養されていないようです。

ご主人のご兄弟であるはずの水子が、自分を供養して欲しくて、このご夫婦の第二子の出産を邪魔していたようでした。
「明日供養をしますから、多分来年には家族が増えていると思いますよ」
とお伝えすると笑顔になった奥さんが
「がんばります」
といって帰っていかれました。

ちなみに、最初のお子さんは、奥さんの霊系でしたよ。
 第二子は、ご主人でしょうね。

夜逃げの多い女子寮

新宿のあるお店の女子寮のお祓いに行きました。
現地に到着すると四階建ての綺麗な寮です。
依頼者であるオーナーに説明を受けました。
「一階の部屋に入った女の子が必ず夜逃げをするのですがどうしてでしょう?」

早速、外から霊視をしてみると、寮全体で女性の地縛霊が四体いるようです。
玄関、階段下、一階の廊下、そして最後に、一階奥の部屋の四箇所を順にお祓いしていきました。最後に、
「夜逃げが多いのは、多分、この部屋ですよね」
そういうと、オーナーが少し離れたところでうなずいていました。
「今は、誰も入っていないのでどうぞ」
と鍵を開けてくれましたので、私一人で入ることにしました。

部屋に入ると驚きです。なんと、部屋の床に大きな黒いしみができていました。
一緒に来ていたマネージャーに、このしみを確認したところ、最後の女の子が部屋から逃げ出して片付けたときには、何にもなかったそうです。
オーナーも腰が引けていました。このしみは消えませんが、ここにかなり強い地縛霊なので供養しておきますね。

すべて供養とお祓いが終わったあとで、マネージャーに聞いたのですが、この土地はその昔、遊郭か、そういう類のものがあったそうです。
たぶん色々な形で亡くなっていった女性がたくさんいたのだと思います。
依頼された女子寮は、お祓いが住んだので大丈夫ですが、周りのお祓いは済んでいません。次に入った女性が夜逃げしないことを願いましょう。

新しい地縛霊

新しい事務所を立ち上げたのでお祓いに来てほしいという依頼を受けました。
お伺いしてみると三階建てのビルの一階です。
最初に立ち会ってくれたのは、事務所立ち上げ準備のためにそこに寝泊りしていたスタッフでした。
「社長が外出していますので、戻って来るまで僕が案内します」
早速、霊視をしてみました。
地縛霊が、トイレと応接室に二体いるようです。

最初にトイレをお祓いすることにしました。異様な臭いがしています。
ここいた霊は、とても古い年配の女性の霊で、早々に供養しました。
次に、応接室の地縛霊はとっても気になりました。
それはなんと、彼が寝泊りしているというソファーの下です。
比較的新しい男性の霊でした。
スタッフに、体調が悪くないか聞いてみると、
「この部屋にいると、なんだかいやな気配を感じることがあります。そして、夜は寝ようと思っても中々寝付けないし、朝起きると頭が痛く体もだるい感じです」

「この場所で、昭和のはじめに殺され、埋められた男性の霊がいますね」
彼の顔色が変わりました。
「近所の人から聞いたのですが、このビルを建てる工事のときに、白骨化した遺体が見つかったそうです。」
早々に供養に入り、成仏していただきました。
除霊供養が終わり一服していると社長が戻ってこられました。
事務所に入るなり、
「匂いがしなくなったなあー」
と一言。
「社長は知っていたのですか?」
とスタッフ。
「変な感じがしていたのだ。でも皆が怖がるから黙っていたよ。」と苦笑。
「今日も泊まりなのですが大丈夫ですか?」
と青い顔をしたスタッフの顔が忘れられません。
ぐっすり眠れるはずですが、聞いてしまうと気になって眠れないかもしれませんね。

"地縛霊のせいで

東京のあるお宅で、2件あった古い家を壊して、3階建ての店舗つきマンションを建てることになったそうです。
ところが、工事をしているうちに、工事関係者がみんな、具合が悪くなったり、施工主の方も、建築中の物件に入ると寒気を感じたり、少し具合が悪くなったりと様々なことが起こるとのことで、私のところに依頼が来ました。

現場にお伺いしたところ、まず、地縛霊の存在がかなり強く感じられました。
霊視をしてみると、家族3人の地縛霊と、数体の霊を感じました。
この家族の地縛霊は、空襲で突然に亡くなられたようですね。
こういう場合、自分たちが亡くなったことが理解できずに、自分たちの住まいを取り壊してそこに新しい物件を建てようとした人たちに危害を加えてのだと思われます。

現に、その施行主のお嬢さんは、古い家に住んでいるときに子供を抱いているお父さんらしき人を、家の中で見たとのことでした。
また、今回一緒に取り壊した裏の家を貸していたときにも、そこの住人が精神的におかしくなったこともあったそうです。

すべてのお祓いが終わり、今後は、安心して住んでいただけると思います。

結婚を阻止しようとする怨念

二十代後半の女性からの依頼でした。

「結婚をしたいのですが、婚約をしてから気になる夢を見ることが多くなり、彼と喧嘩も絶えないのですが、どうしたらよいでしょうか?」
とのことでした。
 早々に鑑定に入りましたが、まだ、新しい男性の、怨念のような霊がいます。
「あなたの横に男性の霊がいるのですがどのような夢を見ますか?」
「実は、前に付き合っていた彼が8年前、スキーの最中、突然木にぶつかってしまい事故死をしました。即死だったようです。その彼が夢に良く出てきます」
ということでした。
これは、いまだに突然死を遂げた成仏していない元彼の霊が、彼女の傍に憑いていて、他の男性と幸せになろうとしている彼女の事が理解出来ずに邪魔していた様です。
当時、短期間のお付き合いだったようですが、彼女のことをとても愛していたようですね。
「彼は、自分が完全に死んだとは思ってないようですね」

ここで成仏させなければ、元彼もかわいそうですが、彼女は結婚しても幸せになれずに離婚という結末だったと思います。
そこで彼女に彼の戒名を尋ねてみると、元彼のご両親は、現在北海道に住んでいらっしゃって、彼女がお線香を上げに行きたいとお願いしたところ、悲しくなるので来ないで欲しいと言われているそうです。
そうなると、亡くなった彼の戒名を聞きに行くわけにも行かないとのことでした。
あまり正しくないことかもしれませんが、仕方ないのでこちらで別の戒名をつけて供養することにしました。
今度結婚する彼も彼女の過去のことは知っているようなので、供養した後に二人で彼の亡くなった場所に、報告の意味で手を合わせに行くように勧めました。

このお二人には、幸せになって欲しいものです。
 そして、亡くなった彼も、天国でがんばってほしいものですね。

かなりの数の霊

まるで映画の撮影にでも使われているようなお宅のお祓いに行きました。
周囲は、一周するとどれくらいあるのでしょう?五百メートルまではいかなくともかなりの敷地です。
早速、庭からお祓いを始めました。

大人が思いっきりキャチボールできる芝生の庭、遊園地にある子供用プールほどある池、さらに大きな茶室などある本当に大きなお宅です。
家の中を外から霊視していくとかなりの数の霊がいるようです。

この家の問題点は、2点。
まず、長い間どなたも住んでおられず、管理される方もいないで、空気をあまり通していなかったことと、地下室やワインクーラー、そしてカラオケルームなどの密室が多いことです。気を通さない部屋は、霊がたまりやすいですからね。

次に庭の奥にあった立派なお社ですね。
何を祭ってあったかはわかりませんが、今では霊の住処になっていました。
皆さんのお宅にも先祖代々大事にされているお社や神棚などがあると思いますが、いつも綺麗にし、それなりの方法で奉ってあるものは支障はないと思いますが、手を合わせることを怠っていたり、扉が閉めっぱなしであったり、粗末にされていると、神様は去ってしまい、替わりに霊が宿ることがありますから気をつけましょうね。

さて、お祓いですが、途中で休憩を挟みながら、終わってみれば六十八体の浮游霊と九体の地縛霊と、まるで幽霊屋敷さながらというかそのものでした。
私は、霊が多いところに行くと、必ずといっていいほどゲップが出ます。
今回も、途中からはゲップが出始めてしまい呼吸が苦しくなることもしばしばありましたね。
とりあえず、すべてのお祓いが完了したころには、私もグッタリしていました。

過去に問題のあった土地

三十代前半の男性が訪れてきました。
「3年前に家族4人で引越しをしました。ところが引越しをしてから半年もたたないうちに、父親が急に胃ガンになり8ヶ月目で亡くなりました。悲しみもつかの間、父親が亡くなってから1ヶ月後に、母親の乳がんが手遅れの状態で発見され、半年後に亡くなってしまいました。そういう状況もあってか、今度は姉がうつ状態になってしまい。自宅の風呂場で自殺をしてしまいました。現在は、私一人でその家にいるのですが、家の中がカビ臭く、しょっちゅう気味の悪いラップ音が鳴っています。どの部屋で寝ていても金縛りに会うし、先日病院に行ったところ、肝臓が悪いといわれました。これはなぜなのでしょう?」
とのご相談でした。

まず 彼の体を霊視してみると、やはり肝不全でした。
それから住所を聞いて見ると、そこは、山手線に近い、若者にも人気のある路線の駅のそばでした。
遠隔で霊視してみると、そこにはかなりの数の地縛霊が存在していました。
「変なことを聞きますが、ご近所の方で具合の悪い方の話を聞きませんか?」
「あまり近所のことは知りませんが、その土地は、以前に住んでいた方が、バブルの時に、かなりの広さの空き地をお買いになり住んでおられたのですが、ご主人が家を建てて3年ほどで原因不明の病で亡くなっておられるそうです。残された家族は、相続税などが払えずに物納という形で土地を手放したと聞いています。その後に、大手不動産会社が土地を購入して分譲住宅になったものを、うちの父が購入しました。」
「そうですか。この土地はたぶん昔の処刑場の跡ですね。お宅をお祓いに行ってもよいのですが、周りのお宅もお祓いをしなければ、すべての解決にはならないと思いますよ」

相談者の方は、しばらく考えてから
「引越し時期を教えてください」
と言い出しました。
以前から引越しを考えていらっしゃったようですね。

その後、半年ほどしてから引越しをされたようです。
 体調のほうも、以前に比べるとかなりよくなったと聞きました。

ただ、その土地と建物はその後どうなったのかは不明です。

井戸

お祓いの依頼が来ました。
駐車場であったところが売り物件として販売されることになり、新たな買主が現れ、そこに新居を立てることになったそうです。
工事の方が、まず駐車場のコンクリートをはがして、土を掘り返し始めたところ井戸が出てきたということでした。
この井戸、普通ではなかったために、私のところに相談がきた様です。

早速、現場に伺ってみると驚きました。
井戸囲いは勿論ないのですが、入り口の直径が1.5メートルほどあり中を覗いてみると、本体の直径は、3メートル以上もあります。
更に驚いたことには、駐車場の前は工場が建っていたようで、その後駐車場になったとのことでもう何十年も塞がれていたにもかかわらず、水がたっぷりと入っていました。
石を落としてみましたが、深さは見当がつきません。

まず、井戸のお祓いをする前に、建築現場の敷地を霊視してみました。
すると、霊がきれいに並んでいます、ここはお墓の後のようです。
次に井戸を霊視してみると、思ったほど大きな霊はいませんでしたが、よどんだ空気を感じました。
早々に、敷地と井戸のお祓いをすることにしました。

この井戸は、近くにあったお墓に、お参りする方々のための井戸だったようですね。

お祓いが終わり、現場監督の方とお話をしました。
「この井戸は、つぶさないでくださいね」
「はい、水質調査もしますが、井戸が出たと、依頼主にお伝えしたところ、庭に撒いたり、 車を洗ったりする水に使えるならばありがたい、とのことでしたので、井戸はふさがないで再利用しようと思っています」
「それならば問題ないと思います」
とお伝えしてその場を後にしました。

井戸は、上手に利用すれば何の問題もありませんが、
「水がかれてしまったから」
「改築するのに邪魔だから」
との理由で、いい加減にふさいでしまっては、後で必ず問題が起こりますから 気をつけましょうね。

(コメント)

世の中には信じがたい、ホラー映画のような出来事が現実として起こっています。
そこまで行かなくても、同じような内容で実際に起こっていることはたくさんありますね。
ただ、映画のように実際にすべてが映像で見えているわけではありませんので、理由がわからずにうやむやになってしまっていること、諦めていることがたくさんあるのではないでしょうか?
よく先祖供養が足りなかったり、病院で処理をしてもらっているだけだったり、現在、家が建っている場所が何であったかも確かめずに住んでいたりなどたくさんのことが周りであるのではないでしょうか?

これらの問題を少しでも解決できたらいいですね。

4.相性(霊系)について

相性の相談も多いですね。
夫婦間、親子、兄弟、友人、会社での上下関係など人間関係は様々です。育った環境によってもかなりの差が出てきますし、国際結婚の場合などには、かなり違ってきますね。そんな中での鑑定のお話を書きますね。

離婚

「他に好きな女性ができたので、離婚してほしいといわれているのですがどうでしょうか?」
と三十代後半の奥さんからの相談です。

霊視をしてみると、確かにご主人には、他に女性がいるようなのですが、決して、このご夫婦の相性は悪くはないようです。ただ、子育てに追われている奥さんは、ご主人に対して妻の役目を果たしてなかったようですね。
ご主人は、家族のために仕事をしていたのですが、疲れて家庭に帰っても独りぼっちになっていたようです。
奥さんも仕事で疲れて帰ってきたご主人に対して冷たくされていたのではないでしょうか?
ただ、離婚話になるまで何の兆候も見せずに、突然一方的に別れを宣言された奥さんには、寝耳に水でした。

「ご主人との関係回復は難しいと思いますし、基本的に離婚は避けられないと思いますが、納得できるまでもう一度話し合ってくださいね」
とお答えしました。

このご夫婦の場合には、ご主人がもう一度やり直す意思がまったくないようなので離婚は確定すると思いますが、奥さんの精神状態や今後のことを考えると少し時間がかかりそうです。
このご夫婦の場合、ご主人が事前にそれらしきことを匂わせていたとしても、スムーズには、行かなかったと思います。

別れの法則はないと思いますが、別れを告げられた相手のことを考えてみるのも大事なことですね。
このような状況にならないためには、日ごろからお互いに声を掛け合うこと、いたわりあうこと、そしてもうひとつ、忘れがちですが、結婚して子供ができても、お母さんと妻の区別を奥さん自身が忘れないことですね。

そう思っていても、離婚が避けられない状況になる場合は多いものです。

先に書きましたが、私も離婚をしております。
私の離婚の場合には、考え方の違いが、かなり大きなウエイトを占めていましたが、私の思いやりも足りなかったと思います。
ただ、現在では、子供たちのおかげもあって、別れた奥さんと仲良くしております。
理想論かもしれませんが、相手の幸せもよく考えて行動に移さなければ、自分も幸せにはならないと思いますよ。

外国人の方との恋愛、結婚

今まで鑑定させていただいた中で、二つのパターンに分かれるみたいですね。

まず、本当に人種の差別なく恋愛をしてしまうパターン。
何気ない出会いから、お付き合いが始まってそのうちに恋愛が発展して結婚されるパターンですね。
これについては、日本人の恋愛でも後で説明させていただくので、ここでは触れませんね。

もう一つは、外国人に憧れてしまっているとか、逃げているパターン。
外国人は、優しい、かっこいい、可愛い、一緒に歩いていて注目を浴びるから、金髪が好きだから、スタイルがいいから、外国に住めるかもしれないからなどですね。
これについては、中々難しいものがあると思います。
  まず、容姿や思い込みから始まった恋は、中々難しいものがありますね。これは、日本人同士でも同じですが、見た目は良いけれど、内容つまり性格がまったく違っていることや、相性がありますから、お付き合いをしてみないと分からないものがあります。
よく聞く話ですが、外国の男性は、結婚するまでは優しいけれど、結婚したとたんに態度が一変してしまう方も多いようですし、日本人男性と違って、結婚は一緒に住んで男性が頑張って働いて、家族を養うという意識のない国の方もいるようです。
 また、アジア圏の女性と結婚をされると、彼女と結婚したのに、彼女の両親だけでなく、兄弟やその子供たちまで面倒を見なければいけなくなった、などの話もよく聞きます。
さらに、宗教の違いもあり、知らないうちに自分が第2婦人であったとか第2夫人がいたりなどの話もときよりあるようですね。
男性の中には、夜の仕事をしている外国の女性に一方的に恋をしてしまってだまされている方も多いようですね。
あくまでも彼女たちは仕事できていることを忘れてはいけないし、日本の同じ仕事をしている女性にも言えることですが、彼女たちが言っていることをまともに受けてはいけません。
彼女たちはお仕事をしているのです。
私が知っている外国の女性の中にも、独身だといっていたのに実は、結婚していたり、子供がいたりするパターンもありましたよ。
それに、不法滞在やイミテーションの結婚ビザなどで、結婚の話まで持ち上がったのに、実は無理だった、なんて話も時々耳にします。

どちらのパターンにしても、外国人とお付き合いや結婚をするには、恋愛感や結婚感がまったく違うということを忘れてはならないと思いますし、宗教や感性がまったく違うということを前提に納得のいくお付き合いをされたほうが良いのではないでしょうか?

子育て

自分の子供が、
「ウツになってしまったのですがどうしたらいいですか?」
「いうことを聞かなくて反抗期で手が付けられないので対応が分からない」
「勉強しないので将来が心配です」
など沢山のご相談を受けます。
霊系のところでも書きましたが自分の霊系の子か相手の霊系の子によっても親の対応がかなりの影響を及ぼします。

特にお母さんは、
「子供の将来を思って」
とか
「できる限り人生がうまくいくように育てたい」
などと思い、子育てをしていきますね。

「うちの子は、なぜ勉強しないのでしょうか?」
「受験を控えているのにまったくやる気が見えないのですが将来は大丈夫でしょうか?」
などとおっしゃる方がいます。
「ご自分はどうだったか思い出してください」
とお聞きすると、ほとんどの方の答えは同じですね。
自分がやらなかった勉強は、基本的に自分の子供がやるわけありませんし、自分がやらなければと思ったときは、親に言われなくてもやったはずです。
「不良の道に進みませんか?」
ともよく聞かれます。

「自分が学生のときに、悪さはしませんでしたか?」
「学校に呼び出されたことはありませんか?」
「そんなにいい子でしたか?」
よく考えてくださいね。

親にわかっていることを言われると、言葉にしたかどうかは別として、色々な形で反抗したはずですし、自分はそんな親にはならないと誓ったはずですが、今では、自分で同じことを子供に対してしていると思いませんか?

「あんなにいい学校に言ったのにニートになってしまった」
「小さいときは、とてもいい子だったのに、どうも人付き合いが苦手になって苦労をしている」
親が進路や将来を決めすぎて、子供の意思を尊重しないからそんな大人に育つのではないでしょうか?
子供のためにレールを引いてあげるのが、決して悪いことだとは言いませんが、子供にとっては良いことも悪いことも大事な経験です。
子供にも運気はありますし、ストレスもあります。
大人でも運気が悪いときには、仕事に対してやる気も起こりませんし、対人関係も嫌になります。
対人関係が嫌になるといじめにあったりもします。子供も一緒です。
それを親の力で無理に変えようとするとストレスがたまり、ウツ状態になったりもしますよ。
もう少し子供の立場や自分の過去を思い出して子育てをしてみてはいかがでしょうか?

もう少し子育てに余裕が持てるといいですね。

最近では、親があまりにも子供を思い、注意することで、親を殺してしまう例も少なくありませんから気をつけましょうね。

恋愛

霊系のところでも少し書きましたが、鑑定に起こしになった女性に恋愛をする上での心構えとしてよく使う話です。
「まず、恋愛のスピードは、速くありませんか?」
「異性を好きになることは構いませんが、いいなと思ったら、よく話をしてから好きになり、それから時間をかけて愛するに変わって、この人で大丈夫と思えたら結婚したいという順番で進んだほうがいいですよ」
 現在では、何でもスピードの時代ですが「いいな」と、思ってしまう途端に好きになり、肉体関係を持つと愛しているに変わり、お付き合いをしてあまり月日もたたないうちに結婚を考えてしまうような時代です。
 人は、好きだと思った時点で、嫌われたくない気持ちが働きます。
嫌われたくないと思った時点で、相手に合わせてしまう行動をとってしまい、自分が我慢すればよいという考え方に変わりやすいものです。

また、付き合うようになってから、女性に多く見られるのですがご自分が大好きな相手に、
「私のどこが好き」
とよく聞きます。

これはすべて間違いだと思います。

「いいな」と思ってから好きになる前に話しておくべきことがたくさんあります。
どんなにタイプであっても、相手のことを詳しく知らないのに好きになってはいけませんよ。これもよくある話ですが
「彼がどこに住んでいるかも、家族構成も、何の仕事をしているかも知りません」
ふざけた恋愛だとおもいませんか?最低限知るべきでしょう。
自分のことを嫌われたくないから、あんまり喋らないのも同じです。
自分のこと、性格や考え方を話して、嫌われるのならば結局長続きはしませんし、後で喋って、モメることは見えていますよね。

先ほどの
「私のどこが好き」
に関しても、好きだからお付き合いをしているのだから、その場の雰囲気にも寄りますが、そんなことを聞く必要はありません。
「私の嫌なところを教えて」
が正しい聞き方ですね。
そして、それに正しく答えてくれる相手ならば、長くお付き合いができるのではないでしょうか?

「付き合っていればそのうち変わるから」
「結婚して私がいつもそばにいれば変わる」
などの話もよく聞きますが、付き合っていた期間に直せない性格は、結婚してからも直るわけがありませんよ。

逆に結婚してから
「結婚する前と今とではぜんぜん違うよね」
といわれた経験や話を聞いたことはありませんか?

女性に多いのですが、女性は結婚して籍を入れた時点で、態度が変わる方がいます。これは男性にも言えることですが、結婚前に素の自分を、どれだけ分かってもらうかが、とても大事なことだと思ってくださいね。

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はじめに

あとがき

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