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五.霊とは

背後霊とは違い、簡単に言うと世間一般でよく騒がれているお化けのことだと考えてください。
私が把握しているだけでも、四十種類以上はいますが、幾つかご紹介いたしますね。

地縛霊と浮遊霊

人類が誕生してから五百万年といわれております。
過去も現在も人は、亡くなってしまうと何らかの形でお葬式をして供養されることになります。
ただ、うちの親父じゃないですが、お葬式をしても成仏しているとは限りませんし、長い歴史の中で、 災害や戦争、または自殺で亡くなった場合などは必ずしも成仏できているとは限りません。

人は亡くなった場所で魂が落ちてします。
ところが成仏できずにその場所にとどまって霊になったものを「地縛霊」といいます。
お葬式をしてもお坊さんの力が足りずに、供養できなかった場合や、自殺などの場合など、運命に逆らって命を絶ったものなどは、中々成仏できません。
また、地縛霊と違って故人が突然死で、自分が亡くなったことがわからなかったりしてそこにとどまらずに、彷徨っているものを「浮遊霊」と言います。
事故や天災など何らかの理由で瞬間的になくなってしまうと自分が死んでいることが分からずに成仏することを拒否している場合があります。 これらの霊は、どこにでもいます。
長い歴史のある町、戦争や地震で多くの犠牲が出た地域、自殺の名所や病院などには、どちらの霊も沢山いると思って間違いないでしょうね。

「地縛霊」の場合、その土地に念を持っていたりすると、その土地に住んでいる方に悪い影響を与えてしまうことも多くあります。

「浮遊霊」の場合は、波長の合う人に憑依してしまって、その方の具合を悪くしたり、生きるうえでの邪魔をしたりしますね。
どちらにしても、供養やお祓いが必要になります。

対処の方法としては、身内や知人が亡くなったときに、悔やむ事や悲しむことは大事だとしても、まったく関係のない場所で何かを感じたときにかわいそうとかいう気持ちを持ってしまうと「助けて」という感じで、霊が寄ってくる場合があります。
人間として当たり前の気持ちなのですが、情を持つと憑依される可能性は充分にありますよ。
心を鬼にすることも大事なことです。

動物霊

動物も亡くなってしまうと霊になると考えてください。
私も時々供養を頼まれますが、供養を受けていない動物は、すべてではないですが亡くなってから霊になって、人間に被害をもたらす可能性があります。
猫や狸、狐などの霊は、よく問題を起こしていますね。

たとえば、ギックリ腰やひどい肩こりなどは、すべてではないですが、猫の霊や狸の霊の仕業だと思ってください。

怖い話しですが、山林や野原を切り開いた後にできた新興住宅地などは、お住まいになっていた家族全員が、癌になってしまったとか、ウツになってしまった話を聞いたことはありませんか?

これはもともと動物の住処や通り道(獣道)だったところだと思います。
工事の際に逃げ送れて、そこで生き埋めになったものの怨念だと思います。
「平成ポンポコリン」などというアニメ映画がありましたが、うなずけるものがありましたね。

また、ゴルフをしていて急に腰が痛くなったり、プレー終了後に筋肉痛とは違っただるさを訴えたりするときは、疲れたではなく「憑かれた」と思って正解だと思います。

これも、場所柄を考えても間違えないでしょうね。
これらは、人間が自分たちのために、自然を壊してしまった罰だと考えるのが正しいでしょうね。

狐の霊が憑いた場合には、鬱病や脳梗塞などの症状が出ることがありますよ。
ただ、愛犬などの場合には、成仏していなくても特に害がなく、逆に一番かわいがってくれていた飼い主の足元にいて、飼い主の足元を守ってくれている場合もありますよ。

最近では、動物専用のお寺や霊園もありますね。
私も何度か足を運んだことがありますが、とても異様な霊気が漂っていました。
人の霊でも、中々供養できていないことが多いのに、動物になると、さらに難しいものがあるのだと思います。
基本的には、用がなければ近寄らないことですよ。

からす天狗

妖怪とは言いませんどこかで耳にしたことはあると思います。
私も語源までは調べていませんがその姿は、過去から伝えられているものの通りだと思います。

個人個人の性格上の問題は、多少仕方ありますが、なんでもないのにストレスがたまっていたかのようにイライラされたり、急に怒りっぽくなってしまったり、自分でも何に起こっているのかわからなくなったりしている方、ほとんどがからす天狗だと考えて間違いないと思います。
「カラス天狗」は、山だけではなくどこにでもいます。
ただ、力の強いものは、よく霊山といわれている山にいることが多いですね。
僕の知っている限りでは、東日本では、高尾山。西日本では、鞍馬山などがありますね。

おいなりさん

「おいなりさん」とは、神社に祭ってあるお稲荷さんとは少し違いますよ。
簡単に言うと「動物霊」とは違った怖い狐の霊だと考えてください。

この霊も割りといろいろなところに居ますが、誰にでも憑く霊ではありません。
それこそ心の隙間や、精神的に弱い方に憑きやすいと思ってください。

この霊が憑いてしまうと見える症状として、目が突然悪くなることもありますし、躁鬱病などの症状が表れます。
また、症状ではありませんが犯罪を起こしやすい状態になりますね。
放火・殺人・レイプなどの犯罪を起こす人物には、必ずといってよいほど憑いていますね。
よく犯罪者の顔写真をテレビや新聞で見ますが、ほとんどの犯罪者の目が少しつりあがっていることに気がつきませんか?

また、「白狐」とか「九尾の狐」が憑いてしまうと、もっとひどい、人間の心理状態では出来ないような、バラバラ殺人や連続殺人などの犯罪を起こさせてしまいますから怖いですね。
普段から心に余裕を持って過ごしましょうね。

癌(ガン)霊

「ガンも霊?」とお思いになる方もいらっしゃると思いますが、今までの経験上、実際にガンにかかっていらっしゃる方に必ず憑いていますね。
この霊が、何なのかは実際のところ私にもよくわかりませんが、そんなに強い霊であるとは思えません。
それならばすべてのガンが治せるかということになりますと、そう簡単にはいかないのが現状です。
初期であれば、肺、胸、子宮などは、割と簡単に改善させることが可能ですが、骨、脳、血液、リンパなどの種類は、中々難しいものがあります。 ただ末期になってきますと、物理的な体の機能自体がだめになって、手遅れの場合もあります。

また、過去に癌の関係で私のところで鑑定やお祓いを経験している方は別ですが、初めてお見えになった方は、お医者様と僕らを比べられると、何の根拠もない、見えないものの説明をしている僕らの意見は無視されて当然ですし、入院されている場合などは、医者の指示に従わないわけにはいかない場合も多々ありますからね。
信じていただけるのならば、どんな場合でも、こちらでお越しになった方の状態に合わせて、コミュニケーションをよくとっていただき、対応させていただいています。

色々な体験談をこの本の中で詳しく書きますが、初期、末期に関わらず回復されて元気に過ごされている方、僕の力不足や予見不足やコミュニケーション不足でガンが再発してしまった方、また、命を落とされた方、アドバイスを聞いていただけなくて亡くなった方など、さまざまな方がおりますが、お助けできない場合でも痛みを緩和させていただくように努力しています。

みんさん

最近、テレビ等である方がやたら口にされている霊ですが蛇の霊だと考えていただいて大丈夫です。
「みんさん」が憑くと、偏頭痛やめまい、ひどい肩こりなどを引き起こす症状が出ます。
もちろん、骨のずれや、ゆがみなどの物理的なことが原因の場合もありますが、そうでない場合などは、必ずといっていいほどこの霊が作用していますね。
住居の押入れや台所などによくいて、波長の合った人に憑きます。
この霊の徐霊は、誰にでも出来ますから後のところでご説明しますね。

大蛇

あまり耳にしたことは無いと思いますし、「大蛇」が憑いている方は、そんなにたくさんいるわけではありませんが、必ず憑いている人を目にしたことはあると思いますよ。
 どのような症状が出るかというと、普段は、おとなしくて物静かなのに、お酒を飲んでしまうと突然人が変わったように強気になる方、周りにいませんか?
 間違えなく「大蛇」が憑いています。
面白いことに、「大蛇」を祓ってしまうと、お酒も弱くなりますよ。
その人というよりも蛇が、お酒を飲んで暴れていたのでしょうね。

黒やこ・須玉

この霊の場合も元々が何であったかは私にもわかりませんが、この霊が憑くと話術を用いて人を巻き込んでしまい不正な金儲けなどの行為を起こしてしまうことがあります。
  基本的には、最初からそういう力を持った方に憑き易いのですね。
マルチまがい商法や、悪徳新興宗教の教祖やその関係者、詐欺師などは、必ずといって良いほど憑いていますね。
相手の心を読んで集団でも相手を洗脳(マインドコントロール)する力があり、詐欺などの行為を意図も簡単に行ってしまうことができますね。
どこにでもいる霊ではありませんし、誰にでも憑く霊ではありません。

生霊

生きている人から飛ばされてくる怨念です。
男女関係や金銭トラブルなどで、相手に強い反感を買ったときに飛ばされてしまう霊のことです。

これが憑いていると、生活していく中で色々な障害が生まれてきます。
恋人ができても長続きしない・対人関係でトラブルに巻き込まれやすい・妙に出費が多くなったり財布を落としたりして運が無いなど自分が知らないなどと様々ですね。

生霊は、心あたりが無くても知らない間に一方的に来ますから、避けようがありません。
変だなと思ったら、早めの処理が必要ですね。

また、生霊には、たちが悪いことに問題が二つあります。
まず、飛ばした本人が忘れていて、怨念だけがそのままになっていること。
もうひとつは、怨念を飛ばしたまま、その本人が亡くなってしまったときには、祓うのがひと苦労です。

ただ、自分の行動や運気の問題を棚に上げて、人に恨みを買っていると思っていらっしゃる方も多いので、それはまったく違いますからね。

水子霊

流産や子供を下ろして、そのままにしている場合に、憑くことがあります。
病院で処置をされ、その後の供養をどうされていますか?
ちゃんとお寺に行き、供養されている方も多いと思いますが、それでも成仏させてあげられていない水子霊はたくさんいます。

「子供ができないのは、なぜでしょう?」というご相談を受けることがありますが、半分以上は、水子が原因ですね。
水子霊は、女性ばかりではなく、男性の場合にもある話です。
女性が嫌がっているのにも関わらず無理やりおろさせた場合などは、女性でなく男性に憑いてしまったりします。
まれにですがご両親の水子の供養が終わっていない場合に、そのお子さんに子供ができない、つまり、孫ができない場合などがあります。
経験や心当たりのある方は、調べたほうがよいかもしれませんね。

金銭霊・色情霊・殺傷霊

頑張って働いてもお金がたまらない・余計な出費がかさむとか、異性にだらしない・中々良縁に恵まれないとか、知り合いや家族が突然死をされた・死には至らないが頻繁に事故に出会ってしまったり怪我したりする。
そういう経験をされている方、いらっしゃいませんか?

基本的には、ご本人の性格やタイミングの悪さなどがありますが、原因は、先祖が起こした罪に対して因縁や怨念が邪魔している場合があることを知っていたほうが良いかと思います。

金銭霊は、先祖がお金でのトラブルを起こしている場合に、色情霊は、やはり異性関係で問題を起こしているとき、殺傷霊は、レイプ殺人や惨殺などを行ったときに憑いてきます。

「七代祟る」という言葉を聞いたことはありませんか?
これは現実に私も相談事で体験したこともありますので、後で詳しく書きますね。

他にもたくさんの霊がいますが、口では説明の出来ない恐ろしい霊や、どこにでもいる、ラップ音を鳴らしたりする「低級霊」もいます。
また、異常に霊が見えてしまったり、目を見ているだけで相手のことがすべてわかってしまったりなどという方も、何らかの霊の影響を受けていることがありますよ。

また、よく霊が憑き易い人、憑きにくい人と言うお話になりますが、その方の気持ちの持ちようや仕事や環境でかかわる人や場所の影響は多少あると思います。

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