»孔雀ブック-伝えたいこと-

十二.その他

鬼門と裏鬼門

よく聞く言葉だと思いますが、鬼門とは北東。
裏鬼門とは、南西のことを指します。
「気が流れている」
「空気がよどんでいる」
などという言葉を聞いたことはありませんか?
鬼門と裏鬼門は、その土地や住居などの空間に存在するものであり、遠い昔から伝えられており、平安京や江戸幕府は、これを基本に作られていることをご存知の方も多いと思います。
詳しい説明は、ネット等で調べていただければわかると思いますが、簡単に言うと、北西と南西を結ぶ線は、霊道だと考えてください。霊道とは、そのままで、霊が通る道です。

よく眠れない、寝つきが悪い、夜中に目が覚めてしまう、夜中必ずトイレに起きる、怖い夢を見る、金縛りによく会うなどという経験はありませんか?
このような場合、ほとんどが鬼門と裏鬼門の線上に寝ていらっしゃいますね。
旅先などのホテルや旅館の部屋でも同じことです。決して興奮しているから眠れないのではなく、いやな感じがしたり、ざわついたりと、眠れないことが多いのです。
修学旅行などの集団旅行で、端っこに寝ると怖いから、真ん中に寝るといった行為は間違っています。

特に幼い子供は、大人よりも感じやすいですね。
よくお子さんが小さいうちに、ご両親の間に寝せることがあると思いますが、部屋の真ん中は、鬼門と裏鬼門の線を避けることはできません。「夜鳴き」「疳の虫」などの症状は、まさにこの影響だと思って間違えないと思います。

また、家電がよく壊れる家、ペットや植物がよく死んでしまうなども同じことだと考えてくださいね。
鬼門と裏鬼門の線上に電化製品、特にパソコンやテレビなどの精密部品の入ったものを置くのは避けたほうがよいですね。必ず、トラブルが起こると思ってください。
また、水周りなどは持っていかないほうが良いようなので、これから家を建てられる方は、家相なども、この線を頭に入れて図面を引きましょうね。

神棚

最近では、あまり見かけなくなってきましたが、どこかで見たことはありますよね。古くからあるお宅や会社、お店など、そして田舎などには置いてあるところが多いようですね。

私のところに鑑定でお越しになった方は、新たに設けられる方もいらっしゃるようですが、神棚は、別になければいけないと言う事はありませんからね。
ただ、自分の神社に行ってお札をお求めになったのならば、神棚はなくてもお札を飾るようにされたほうが良いと思います。

神棚は、ご購入になった時の説明書や、神社などの案内などに設置の仕方が書いてあるのでご存知かと思いますが、向きとしては、東、もしくは南に向けるのが基本です。また、目線よりも高い位置に置くことを心がけましょう。

お宅によっては、先祖代々のお祭りのされ方をしているものもあります。それは、代々受け継いでいくものなので大事にしていったほうがよいと思います。
ただ、ご注意いただきたいのは、お水・お酒・榊などが腐っていたり、枯れていたりという状況は、決してよろしくありません。
まめに交換できないのならば、お札だけを飾るようにしましょうね。

神棚を設置されておられるならば、神棚の扉は、少しだけあけておきましょう。神棚も一軒の家だと考えてください。閉め切ってしまっては、空気が悪くなってしまいます。空気の入れ替えをしましょうね。
また、神棚もあまり古くなってしまったり壊れたりした場合には、新しいものと買い替えるのも必要だと思います。自分の家も古くなってどうしようもない場合に、建て替えるのと同じだと考えてください。

神棚は、神聖なものです。
たまに見かけるのですが、神棚の周りに、やたらと置物や飾り物を乗せているお宅がありますが、これはあまりよくないと思います。
また、色々な神社のお札を置いていたり、黄ばんでしまって何年前の物か分からないようなお札は、新しく交換したり、必要ないお札は近くの神社に納めてきてくださいね。いつも綺麗にしてあることが望ましいものですね。

神棚は、自宅にある小さな神社であり、神様に住んでもらう家であると考えてくださいね。
先ほど神社のところでご紹介した「祓祝詞」を唱えればよりいいですね。

仏壇

仏壇は、ご自宅で直系の先祖で、お亡くなりになった方が居られる場合には、必ずといってよいほどあるものですね。
仏壇の向きは、北を向けなければ大丈夫ですよ。
神棚と違って、皆さんの目線上に置かれてもかまいませんよ。
たまに見かけますが、神棚の下に持って行って並べるのは、避けたほうがよいですね。
これは、仏壇で般若心経を唱えていることが神棚に上げているのと同じような状況になりますし、仏壇にお線香を供えると、神棚にお線香の煙が言ってしまうからですよ。

また、設置場所は、誰も出入りしないような部屋ではなく、家族が集まる部屋にされたほうがよいかと思いますね。
仏壇にお供え物をすることは、大事なことだと思いますが、お供え物がおきっぱなしになって腐ってしまっては、よいことはありません。
神棚と同じようにいつも清潔にして、仏壇自体が古くなって痛んできた場合には、修復や買い替えを考えましょうね。

また、代々受け継がれている仏壇の場合に、位牌の数が多くなり、仏壇が狭く、位牌を置くのに困るようになったら、お寺に相談して先祖代々と作り直してもらうことも必要です。
できれば過去帳を用意しましょうね。

仏壇は、神棚と違ってお願いするところではありません。いつもご先祖様と一緒にすごさせていただいていますと感謝をするところですからね。
だから仏壇は、夜は扉を閉めても構いませんが昼間は扉を空けておきましょうね。

また、神社のように仏壇に手を合わせるときに唱えたら良い、実際にやっていらっしゃる方も多いと思いますが、般若心経です。 ご紹介しますね。

仏説摩訶般若波羅蜜多心経ぶっせつまかはんにゃはらみたしんぎょう

観自在菩薩かんじざいぼさつ 行深般若波羅蜜多時ぎょうじんはんにゃはらみったじ 照見五蘊皆空しょうけんごうんかいくう
 度一切苦厄どいっさいくやく 舎利子しゃりし

色不異空しきふいくう 空不異色くうふいしき 色即是空しきそくぜくう 空即是色くうそくぜしき 受想行識じゅそうぎょうしき
 亦復如是やくぶにょぜ 舎利子しゃりし

是諸法空相ぜしょほうくうそうふ 不生不滅しょうふめつ 不垢不浄ふくふじょう 不増不減ふぞうふげん 是故空中ぜこくうちゅう

無色無受想行識むしきむじゅそうぎょうしき 無眼耳鼻舌身意むげんにびぜっしんい 無色声香味触法無眼界むしきしょうこうみそくほうむげんかい

乃至無意識界ないしむいしきかい 無無明亦むむみょうやく 無無明尽乃至むむみょうじんないし 無老死むろうし 亦無老死尽やくむろうしじん

無苦集滅道むくしゅうめつどう 無智亦無得むちやくむとく 以無所得故いむしょとくこ 菩提薩捶ぼだいさつた
 依般若波羅蜜多故えはんにゃはらみったこ

心無圭礙しんむけいげ 無圭礙故むけいげこ 無有恐怖むうくふ 遠離一切顛倒夢想おんりいっさいてんどうむそう 究竟涅槃くうぎょうねはん

三世諸仏さんぜしょぶつ 依般若波羅蜜多故えはんにゃはらみったこ 得阿耨多羅三藐三菩提とくあのくたらさんみゃくさんぼだい
 故知般若波羅蜜多こちはんにゃはらみった

是大神呪ぜだいじんしゅ 是大明呪ぜだいみょうしゅ 是無上呪ぜむじょうしゅ 是無等等呪ぜむとうどうしゅ

能除一切苦のうじょいっさいく 真実不虚しんじつふこ 故説般若波羅蜜多呪こせつはんにゃはらみったしゅ

即説呪日そくせつしゅわ 羯諦ぎゃてい 羯諦ぎゃてい 波羅羯諦はらぎゃてい 波羅僧羯諦はらそうぎゃてい

菩提薩婆訶般若心経ぼじそわかはんにゃしんぎょう

お墓

皆さんは、お墓参りをされていますか?

私は九州にお墓があるので中々お参りにいけません。

お墓の意味をご存知でしょうか?

お墓とは、子孫を増やすためのものだと考えてください。

「骨を土に返しなさい」
という言葉を聞いたことはありませんか?

骨壷に骨が入ったままになっていませんか?

少子化傾向にあるのはご承知の通りだと思います。

現在では、人は亡くなってしまうとお葬式をして火葬になります。
火葬して出た骨は骨壷に入れて、お墓にそのまま入れてしまうか、納骨堂に収めてしまいます。
現在では、法律上でも禁止されていますが、昔は土葬をしていました。
そうでなくても、火葬した骨をさらしの袋に入れてお墓の下に埋めたはずです。
骨を土に還すとは、土に還して早く生まれ変わってほしい、という願いを込めたものですね。
現代社会では、土地の高騰や無縁仏になるのを避けるためや、個人を偲びすぎるあまり、骨がなくなってしまうのを嫌って、ほとんど土に還すことがなくなってしまっていますね。
下手をすると、骨の状態でもそばに居たいからといって、ご自宅に何年も置いてあるお宅があったりします。

これが現代の少子化の大きな問題ではないかと思いますよ。

ちなみに、骨を自宅に置いておくと、その骨に霊が寄ってくる可能性が高く、ご自宅に変な空気が漂うこともありますし。
せっかく成仏されたのに、中々上に上がれないなどの問題が起きてきますよ。

今からでも遅くありません、骨壷の入ったままの方は、お寺さんに相談して土に還してみてはどうでしょうか?

分骨

「分骨は、良くない」
という話を聴いたことは、無いでしょうか?
分骨は、骨を分けてしまいます。つまり、子孫を分けてしまうという意味にもつながってきます。
分骨をされた代から、将来的に2代・3代目で、必ずといっていいほど、相続争いや、その他のいざこざが起こっている家庭が多いようですよ。

ある、宗派によっては、喉仏だけをお寺さんに預ける慣わしがあるようですが、私はこれも良くないことだと思っています。

ただ、分骨で勘違いされてはいけないことが一つあります。
火葬を終えて骨壷に入れる場合に最初にメインの骨(言い方が正しいかは分かりませんが)を入れたあとに、残った骨を別の容器に入れてしまうのは、分骨にはならないと思います。
あらかじめ二つに分けるつもりで容器を用意して持っていくとか、お墓に納骨をする前に、形見という目的で、骨壷から一部骨を持ち出すようなことも分骨と同じことですから注意しましょうね。
よくあることですが、故人が散骨を希望されることがありますが、この場合にも必ず最初の骨壷に入らなかった、残りのものを撒くようにしてくださいね。

前世

前世を教えてくださいとよく言われます。

どんな方でも、気になるようですね。
勿論、僕も最初は気になりました。
勿論、皆さんには必ず前世があります。

私の考えですが、必ずしも前世を知る必要はないのではないでしょうか?
と言うか、知らない方が良い場合もあると言うことです。
理由としては、私が前世を調べてみると、テレビなどで言っているようなすばらしい前世ばかりではありません。

たとえば犯罪者である場合や、娼婦のような仕事をしていたりなど。
そのような出来事や仕事に前世が関わっているとしたら、決していい気持ちはしないと思いますよ。
だから、私は、必ずしも知らない方が良いと考えています。

調べてほしいといわれた方には、何年ごろに、どこにいた男女の程度はお知らせしています。

生きていく中で、どうしようもない出来事が起こる、霊も憑いていないのに、なぜか因縁めいたものを感じるなどの場合には、前世を知ることによって、解決できることも多々あると思いますので、その場合には調べます。

これは余談ですが、テレビ等で出てくる、日本人の前世が、白人系のどこかの偉い人物であったなどと言うことは、基本的には無いと思いますよ。
私が過去に鑑定した方の中にもいませんでした。
私が疑問に思うのはテレビ等で
「前世が白人であっても、黒人であった」
と言う話は、一度も耳にしたことがありませんからね。
基本的に日本人の前世は、日本人でなくても、東洋人であると考えてください。

さらに、前世は一度だけではありません。その前の前世もいると考えてください。ただこれを調べていくには、かなりの体力がいるようです。

また、人をいじめる時や貶すとき、落ち込んだときによく聞きますが、前世が虫であったり爬虫類であったりと言うことは、ありませんからね。人間は必ず、人間として生まれ変わります。

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